製薬企業における戦略開発

欧州中堅サイズ製薬企業に対して

プロジェクト内容とスコープ

欧州中堅製薬企業の新たに就任したCEOとそのマネジメントチームに向けて、開発パイプラインのポテンシャルを十分に活用するための企業戦略レビューの実施サポート及び、企業戦略能力の強化に努めました。

アプローチ:パートナー2名、コンサルタント 1名、 アナリスト 1名 (期間:5ヶ月)

キーフォーカス:

ボトムアップ方式:市場製品及びR&Dプロジェクトポートフォリオについての詳細なレビュー;このレビューに基づき、カテニオンでは、売り上げ減少や会社目的を考慮した様々なシナリオを用意し、そのシナリオにおけるトップライン・利益10年予測を行いました。
また、リサーチ、臨床、ビジネス発展、法規制、ヘルス・エコノミクスやマーケティングにおける強み、弱点についてのレビューも実施いたしました。

トップダウン方式:以下の点における企業の現実的なオプションの準備:

  • フォーカス-治療分野、技術面、ビジネス分野
  • 顧客グループ-専門医療、一般医療
  • エリア展開-日本国内、アメリカ、ヨーロッパなど海外展開
  • イノベーションミックス-近年増加傾向にある低リスクアプローチを取るべきか、ハイリスクハイリターンとされる画期的医療の開発を目指すべきか
  • バリューチェーンスコープ-外部ソース、パートナリングについてそれぞれ付加価値連鎖を用いた分析

ボトムアップ、トップダウンの統合: カテニオンチームと企業チーム共同で行われた分析に基づいた統合プロセス。新規ビジネスフィールド参入のためのM&A、企業独自開発R&Dとイン・ライセシングR&D間でのリソース分配の重要変更、コア機能関連技術の外部委託などによる戦略的パートナーシップ、地理的エリア展開の変更など、数々の戦略オプションを考察いたしました。
これらのオプションとそのリスク、トップライン、利益性におけるインパクトについてはさらに深く、中級役員を含むマネジメントチームとのディスカッションを経て、最終的にチームが目指すもの、実現したい事象が企業成長およびリスクプロファイル両方におけるパフォーマンス改善であることが浮き上がりました。

重要成果

  • クライアントのコア機能の強み・弱点をふまえ、プロジェクト及び製品のポートフォリオを作製し、企業にとって最も現実的かつ実行可能な戦略オプションを提案し、またそのプロセスにより企業の戦略オプションへのフォーカスに成功した
  • 目標に対する低パフォーマンス発生確率が重大であると指摘したことで、クライアント側マネジメントチームに衝撃が走り、結果として、より一丸となった真摯な取り組みを可能にした
  • 考えうる戦略オプションを提示した際には、クライアントチームは最も楽観的成功シナリオから徐々にリスクとアップサイドを考慮したバランスのあるシナリオ選択へ移行していった
  • 詳細な分析とモデリングアプローチについてクライアント側の注目は当初低かったことに対し、次第にディスカッションの質の高さを感じていただき、最終的には同様のプロセスを行った際、クライアント側の集中力を高く維持することに成功した
  • 今後の戦略討論及び、実施度の追跡調査のため、プロジェクト中に用意した戦略会議フォーマットを毎年定期的に使用していただくこととなった